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一生涯5,000万円生活

2015-12.19 Satフォーリンラブ×4tune

Time[21:52] Comment[0] Trackback[0]
 何のためにヒロインが4人いるんだろうと、疑問を感じてしまう雑さだった。 エロラブコメとしてあまりに物足りない。

 駄作扱いでもいいところなんだけど、各ヒロインとの1対1の関係になると、そこまで悪いともいえず、エロについてはなかなか良いから、これは惜しい作品というべきなのだろう。


 物語は、運命の赤い糸を4本持った主人公の相手に、女神が恋の矢を射ることで始まる。 矢に射られたヒロインは、主人公の顔を見るだけでドキドキして、近付かれたり触れられたりすると、エッチな気持ちを抑えきれなくなってしまうほどに昂ぶってしまうという設定だ。

 つまり、主人公のことが好きで、(複数人いるけど)運命の相手で、セックスしたくて堪らない美少女と日常的に接触するのだから、これはもうドタバタラブコメ(エロ付き)が繰り広げられるに違いない、と思うのが人情じゃないか。 女神カレンとは邂逅一番にセックスしちゃうし。
 恋の矢といえば、モテない男に恋愛のチャンスというイメージだが、本作では元々運命の相手である。 相手が複数いることも、「たまにいるのよね、こういう奴。 リア充爆発しろ。」 みたいに言われている。 これは最終的にもハーレム展開を期待していい。

 と、否が応にも高まった期待は、その後萎み続けるのであった。

 とにかく、ヒロイン同士の接触が薄い。 というか、存在が欠落したかのように登場しないことがままある。 これが最初に出るのが、多分最悪の場面なんじゃないかと思うが、行くあてのないカレンが主人公の家に押しかけてきて、エッチした責任(注:襲ったのはカレンです。)を取って住まわせろと要求してくる。 結果、押し切られるのだが、ここに義妹が出てこない。

 翌日以降、行動に問題のあるカレンをメイド(なぜかいる)のイヴに預けてメイド2号として扱うことにしたりするのだが、やっぱり義妹が出てこない。 自分の家に新しい住人が増えて、しかもそれが露出度の高い服着た美痴女で、多分あの義妹なら兄に近づこうとする女は感知できるはずだから、一悶着起きて当然なのに。

 これでやる気が萎えてしまった。 あとは惰性である。 もちろん、ヒロインが同時に登場することがないわけではなく、普通に話もするし衝突もすれば3Pもするのだけれど、どこか冷めている。


 ヒロインたちは魅力的だった。 淫魔メイラは、性に関しては当然奔放な考え方だが、恋愛に関しては初なところが可愛い。

 お兄ちゃん大好き義妹琴音はエロゲの定番だが、このゲームを始めて一番最初に目にする文字列がこの子の台詞 「着替え中を狙って失礼します、お兄ちゃん」 (パシャパシャ)であり、通学中にどこからか竪琴を取り出して愛を歌いながら舞うレベルの高さだ。

 幼なじみのつむぎはツンシュンと紹介されているが、素直になれずツンケンしてしまって、直後に自分の言動を後悔して、嫌われたんじゃないかと落ち込む姿が愛おしい。 ツンツンしなくても、あれこれ想像しては悪い方向に考えて1人落ち込んでいるので、主人公には是非抱きしめて慰めてあげてほしい。

 キャラがいいだけに、シナリオがとても惜しい。
 

 最後に1つ。 本作ではヒロインが主人公にときめいた瞬間がとても光っている。 実際光るのだが、効果音付きのハートエフェクトが散って、ヒロインの声でぽそっと 「キュンッ」「ドキッ」「好き…」という呟きが入る。 2,3人いるときにジゴロぶりを発揮すると立て続けにキュンキュンしまくって鬱陶しいくらいだが、この演出はいい。 すごく可愛い。

 エロゲのヒロインが主人公に対して、事あるごとにときめいているのは分かっているし、今までの作品でも表情の変化や台詞から読み取れるわけだが、こうやって具体的に表現されると、何やら溢れるものがある。 表現が直接的すぎて好みが分かれるところかもしれないが、私は好きだ。
 恋の矢が刺さったからこそ、使おうと思った演出だとは思うが、これは普通のラブコメ作品でも取り入れていいんじゃなかと思う。 コンフィグでオンオフ設定できるようにすれば、気に入らない人がいても問題ない。


 私が勝手に期待した挙句失望しただけかもしれないが、残念な作品だった。 でも、ハーレムルートはちゃんとあるから、そこは期待を裏切らなかった。 これがなかったら、良いと思った部分なんか投げ捨てて全否定だったね。


 この娘とエッチしたいと思うヒロインがいれば、やって損はないと思うが、サブキャラは全員いなくてもいいんじゃないかというくらいに、エロゲ的な存在意義がないのは注意したい。
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