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一生涯5,000万円生活

2015-09.07 Monなついろレシピ

Time[22:05] Comment[0] Trackback[0]
 可愛い女の子のいる田舎暮らしを満喫しよう。 「夏少女」を彷彿とさせたが、そういや別物とはいえPULLTOPか。


 シナリオはプロローグが最大の山場で、後はのんびりとした時間が過ぎていくだけといっても過言ではないので、激動の物語やドロドロした人間関係は求められない。 唐突に1年後に飛んだりして、選択肢もろくにないのにノーマルエンドかと驚くこともあったが、つまり、田舎の夏を描いた作品ということなんだ。 主人公である岳史が働いているのに対してヒロインたちは学生ということもあって、夏休み期間をピックアップしているわけだ。

 何も起こらないけれど、食堂の仕事をしたり、山に入ったり川へ行ったり、農作業を手伝ったりと、日常の中でもやることは色々ある。 毎日学校か会社に行って、同じような1日を過ごす(つまらない学園ものは、コピペじゃないの?ってくらい代わり映えのしない学園生活が続くものだ)ことはない。 平穏無事な日々でも、楽しい日々だ。 


 メインヒロインは妹の柚で、この子だけHシーンがやたら多いので間違いない。 個別ルートも他とはちょっと毛色が違う。 というのも、こごみやすずな、涼香は一緒に過ごす時間が長くなって自然と恋人になっていく、ほんわかまったりした流れだけれど、柚は色々と面倒くさい。

 これがメインヒロインにのみ与えられたドラマ性なのだとしたら、別の作品でやった方がいいんじゃないの? と思う。

 かなりのダメダメな女の子で、性格は良いし、かなりネガティブな思考をしているのは生い立ちからして仕方ないが、とにかく不器用。 色々なことを、やったことないから出来ないのは当然としても、やってみても全然できないのはどういうことなんだ。。。妹ではあるが、しっかり者でもなければ甘えん坊でもなく、反抗期というわけでもない、妹キャラとは思えない妹キャラだった。

 まあ、そこがいいんだけどね。 長年兄妹やっててこれだとちょっとどうかと思うけど、プロローグで初対面ならこんなものでしょう。 会っていきなりベッタリになるより、らしくていい。
 
 私としては、JCのこごみがイチオシだね。 そこにいるだけで十分可愛いけど、JCってのがポイント高いね。 もちろんそんなことどこにも書いてないけれど、受験を控えた姉のすずなの3つ下なので、そこはお互い察しましょうよってことだ。
 岳史とは6,7歳違う計算になるが、亭主関白の妻を地で行くような甲斐甲斐しさで、付き合う前から熟年夫婦のような会話が可能な1○歳。 誰がメインヒロインでもいいけど、Hシーンの数を偏らせるとなると、こごみをメインにしてほしかった。

 そして、すずなとこごみのお母さん、あずみさんも好きだ。 人妻なのでヒロインではないが、CV青山ゆかりも手伝ってとても良い。 こういう人に「信頼している」と言われたら、万難を排して応えたい。 私の人生にも、こういう人がいてほしかった。


 Hシーンについてはひとこと言いたいのだが、シナリオ中のシーン数12に対してエクストラHが8もあって、これはクリア後に順次開放されていく。 しかし、この構成に何の意味があるのだろうか。 普通にシナリオに組み込めばいいじゃん。 あえて分けるなら、シナリオ上不都合が生じるくらいにあり得ない内容にしてくれないと、面白くない。

 夏以外でなければ成立しないとか、個人的趣味でいえばハーレムエッチとか。 変なきのこ食べて盛ってしまうという雰囲気ぶち壊しのものでもいい。

 作品の雰囲気から、あまり多くのHシーンを入れることは出来ないが、エロゲーとしてある程度Hシーンを用意したいという2つの要請を割り切るとこうなるのだろうが、そこはエロゲーなので、割りきってほしくない。

 シーン数に不満があるなら、1シーンの尺を長くするという手もある。 エロゲ全般にいえることだが、Hシーンは挿入から終了まで、射精は1回が普通になっている。 が、若い性欲がそんな枯れたことでどうする。 続けて2,3回くらいやるのは当然で、終わった後は一緒にお風呂入ってまた1回、いっしょに寝ようとしてまた1回と、結局疲れて眠るまで延々腰を振ってればいいじゃないか。

 Hシーンが長すぎるとシナリオのテンポが悪くなってしまう面もあるが、本作はそれを気にするほど流れが重要なシナリオになっていない。 主人公とヒロインが愛し合うのなら、それを描くことが作品を良くすることはあっても悪くすることはないだろう。

 そういうのも嫌なら、日常のエロスをもっと追究してみる。 私がプレイ中に感じた不満として、ヒロインのパンツが全然見られないことがあった。 露骨に見せてくるCGは好きじゃないし、下着を見て喜ぶ主人公でもないけれど、それにしたって健全過ぎる。 もっと言ってしまうと、Hシーン以外のイベントCGは、チョイスの基準がよく分からない。 CGの出来不出来ではなくて、なぜこの場面を1枚の絵で見せたのかがピンと来なかった。

 これは最近、他の作品をプレイしていても思うことなのだが、ユーザーが見たいと思うだろう場面と、製作者が作るイベントCGに齟齬がありゃしないか。 テキストを読んでいて、ここ、ここを見たい!(エロ的にも)と思うシーンがそのまま流れてしまって歯がゆい。


 「ピュア×コネクト」以来、久々に楽しめた。 方向性は全然違うけど、生活に疲れたおっさんには癒やしだよ。 こごみにはもっとエロ方面で癒やしてほしかったけど。


 
 ところで、発売前の注目点として、料理のCGがすごいって話は聞いていたけど、確かにすごい。 CG鑑賞のサムネイルを見ていると、照明の悪い写真を見ているようだ。 でもこれ、上手いとは思わなくもないけど、絶対に美味そうとは思わないよね。

 宮﨑駿のアニメに出てくる食事は、写実的なリアルさはまるでないけどとても美味そうだ。 表現における美味しそうな料理というのは、まさに美味しそうであることを追究するものであって、リアルさは何の役にも立たないということに、なぜ思い至らなかったんだろう。

 そりゃ、キャラデや背景も全てリアル志向であれば、こういう描き方が一番料理の美味さを表現する手法であり得るだろうけど、料理以外は普通に美少女キャラで、エロゲー世界だもんねぇ。 これ、実写を加工してる(あまり手間をかけてない)ならいいんだけど、相応の資源を投入して描いたんなら、そんなくだらないところに労力割いてないでイベントCG増やせよって話になる。

 そういや、「幸腹グラフィティ」はその点良かった。 原作知らないからアニメの話になってしまうが、ヒロインたちの食べっぷりが真の見どころだった。 料理の描写にも力が入っていたけれど、やたらドラマチックな食事風景こそが、料理も女の子も魅力的にしていた。
 本作は、仮に料理CGが美味しそうだったとしても、ただそれだけのことで、作品やキャラクターを魅力的にするようには作られていない。  イベントCGにちょろっと映る料理はごく普通の絵だし、何がしたかったのか全くわからない。


 さて、エロにもゲーム性にも女の子の可愛さにも寄与しないことを扱き下ろすのはこれくらいにして。 この作品は田舎暮らしの良さを描いた素朴な良作だ。 料理に拘らなくたって十分に面白い。

 素朴なだけあって、特に何も起こらない。 主人公は寡黙で実直なだけの男だし、のんびりした田舎では何事もない日常が過ぎていくだけである。 それでいて退屈させないのは、何事はなくても、色々とやることはあるからなんだろう。 学生やサラリーマンみたいに、毎日全く同じ行動をしなければならないような型もないから、結構違った毎日になるものらしい。

 ヒロインは最近のエロゲには珍しく、主人公に対してガツガツしてない。 かといって冷たいわけではなく、友達という感じでもないけれど、気の置けない良い距離感だ。

 何もないのが良い点なので、余り書くこともないが、柚ルートだけは途中で止めてしまった。 個人的に好きじゃない展開だったので。 やっぱり何もないといえば無いんだけど、あれはもうちょっと何かあってほしかった。 私もたまにはそう思うことがあるんだ。
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