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一生涯5,000万円生活

2015-04.01 Wedミライカノジョ

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 このタイトルだとかなえちゃんがハブられている件。

 それはさて置けない程かなえちゃん好きなんだけど、良い話と悪い話のどちらを先にしようか? ネガキャンしたいわけじゃないから良い話からにしよう。

 本作は 「彼女と俺と恋人と。」 の正統な後継者にして、さらなる進化を遂げた良エロゲである。 リゾート施設なんてなかったんだ。 この方向性こそが、PULLTOP LATTEの強みであり、ユニークさになるんだよ。

 ととと。と違って、恋人+αではなく、誰かを恋人にしたらもれなく過去か未来の彼女も付いてきますという恋愛関係である。 ヒロインにとっては自分VS自分ということになるが、綾乃ちゃんと違って心穏やかにはなれないようで、あの穏やかな雰囲気は全くないが、本来2人の女の子と付き合うというのはこういうものだと思う。 ギスギスしなければ、賑やかなのはいいことだ。

 しかし、先ほど言った「進化」とはそんな枝葉の話ではない。 この作品は、なんとハーレムルートがあるのだ。 それも、ハーレムシーン自由自在とかいうどうでもいいパッチのことではない。 ちゃんと本編にハーレムルートがあるのだ。

 ととと。における贅沢な悩みにして、「彼女と俺と、恋するリゾート」 がクソゲーになった原因が、ついに実装されて、私は嬉しい。

 ところで、3Pだのハーレムだのといっても、肝心のHシーンはどうだったのか。 もちろん好みの問題はあるが、前作(ととと。のことである)よりもパワーアップしているといって良いだろう。
 一番大きいのは、3Pにおけるヒロイン間のパワーバランスが釣り合っていることだ。 前作はまさに妻妾同衾であり、サブヒロインたちは正妻の綾乃ちゃんに対してどうしても一歩下がってしまっていた。 が、今回はそういう遠慮は基本的になく、むしろライバル視すらしているので、プレイの幅が広い。
 もう1つ、主人公のアグレッシブさがある。 遥人は綾乃ちゃんに合わせてか随分穏やかな性格で、それはセックスにも現れていた。 本作も特にエロい奴だという描写はないのだが、それを否定する雰囲気もなく、エッチシーンでは頑張ってくれている。

 さて、ここからは悪い話をしようか。

 OHPにも載っているイントロダクションが全く内容に合っていない。  唯月に関する説明もぜんぜん違う。 率直に言って、シナリオが当初予定通りに上がったとは思えない。

・主人公はどうして忽然と消えるの? その理由も、どこへ行ってしまうのかも言及されない。 

・タイムリープしてきたヒロインの扱いが雑。 小雪(夕霧)なんて自分の両親を納得させて実家住まいだし、乃々華は双子の姉として学校に転入しちゃうし、かなえは佳苗先生の親戚として寮に滞在が許される。 ここで揉めるのはシナリオ的に面倒だし、この作品では冗長になるだけだと思うけど、ここを適当にしちゃうとシナリオが振れるんだよね、ギャグ方向に。 そして、この作品はコメディとは言い難い。

・もう1つタイムリープについて。 佳苗先生は、かなえちゃんの行動によって、新しい記憶を得るように書かれている。 一方で、小雪や乃々華の行動によって、夕霧さんやののかの記憶が変わるということはない。 それどころか、唯月は、主人公が消えなくても、自分の世界の主人公は消えたままだとはっきり言っている。 細かい整合性は措くとしても、パラレルワールドと、所謂タイムトラベルが混在しているわけで、ちょっと適当すぎないか。

・ののかはもうちょっと何とかならなかったのか。 具体的にいうと、髪型違うのに区別がつかないとかありえない。 主人公はいいよ、男だから。 露骨にイメチェンしても気づかないというのは、気の利かない男にはある話だ。 けど、女の子(他のヒロイン)が見て何も思わないはずがない。 ユーザーが見た目で区別できるようにしているのは分かるけれど、髪型という作中人物でも見たら分かるところを変えたなら、相応に書いてほしい。

・部室って何? 学校でこそこそしたいときに都合よく当事者だけになれる場所として突然部室が登場するが、それより以前に、主人公や乃々華が同じ部活かつ他に部員がいないなんて話は出てきてないはずなんだけど。 活動申請したら貸し切れるフリースペースみたいなものなの? でも、それならそれで説明がないと。 それとも、今時は当たり前にある制度なのか。

・唯月の扱いがぞんざい過ぎる。 『病院に入院』とか「祖父母の養子』、『小雪や乃々華とも面識がなく』、『実家に戻ってきた』って、さっき作品紹介見るまで知らなかったんだけど。 たしか、主人公は 「じいさんのところにいる」 と言ってて、乃々華も小雪も唯月のことを気遣っていたし、唯月本人は「従妹」だと言ってたように記憶してるんだが。
 とにかく、作中たった1箇所で言及されて、あとは毎周の冒頭に正体不明の独白として喋るだけなのに、最後は当たり前のように登場して、主人公が消えないように手を尽くすキーパーソンとして行動するとか訳分からん。
 一番問題なのは、実妹だろうが従妹だろうが、とにかく主人公と血縁にある妹キャラなのに、妹らしいことを何一つしてないから、単なるロリキャラに成り下がっている。

・唯月が持っている謎の機械ってなんなの? 原理が分からなくても使えればいいというのは同意するが、それは切実な状況にある当人達だからそうなのであって、ユーザーとしては、「あるんだからいいじゃない」 で済ますのは難しい。 だって、時空を渡るだけじゃなくて、主人公が消えるかどうかの危険度を数値化して見せてくれちゃうんだぜ。
 主人公が原因も分からず消えてしまう現象と合わせて、物語の根幹を成す要素のはずなのに、どちらも分からず終いというのは消化不良だ。

 エロゲーとしの重要な部分、ヒロインとの3Pからハーレムルートへの流れは完璧なのだが、この意味不明というか終了間際のジェンガ並みに穴だらけのシナリオは酷い。 コメディならば許容範囲の適当さだが、夕霧さんとののか、唯月は、主人公がこつ然と消えた世界を経験しているので、これは冗談で流せるレベルではない。

 こういう話だと、「With Ribbon」 という作品があった。 未来から来た主人公の娘が、両親の仲を取り持とうと奮戦する話で、どのヒロインと仲良くなるかによって、娘の性格(つまり、誰との娘なのか)が変わるのだ。

 若しくは、「炎の孕ませおっぱい乳同級生」はどうだろう。 主人公が飛行機の中で寝ると、パラレルワールドの自分の部屋で目覚めて、「炎の孕ませ同級生」 と同じ学校、同じ寮だけど、新たな巨乳クラスメイト(一部は前作と同様)とキャッキャウフフする話である。 ちなみに、パラレルワールドがどうこうという話は、プロローグに出てくるだけで、後は全く関係がない。 ひたすら同級生のおっぱいを揉み、中出しする毎日だ。
 個人的には、千尋ちゃんとのんちゃんはいてほしかったなぁ。

 だから何だってことはないけどね、この先、またこういう設定の作品をプレイしたときに、本作にどう言及すればいいんだろうと思うじゃないか。

 このシナリオ、良かったと思う人はまずいないと思うので、次回作が不安になる。 出ないんじゃないかという意味で。 あ、でも「恋する夏のラストリゾート」でいいなら、これでもいいのか。
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