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一生涯5,000万円生活

2013-01.02 Wedウィッチズガーデン

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 10日目終了時点で挫折した。 だってさぁ、攻略ページ見たら最初の選択肢が23日で、少なくとも5月8日まで続くらしいんだよね。 この退屈極まりないテキストとどこか齟齬を感じる雰囲気で、延々読む気力はない。
 イベントはあるし淡々としているわけじゃないけれど、そのイベント内容が幼稚で楽しめない。 『登場人物は18才以上です』とかいう建前はいいとして、主人公はまだ高校入ったばかりの16才だから言動や考え方が子供なのは構わないけど、それをエロゲのシナリオに据えられると厳しい。

 これは「将来アバターになることを考えよう」という主人公の興味についてのことだ。

 元々そのつもりで風城に来たというのならともかく、新歓パレードを経験して思うようになったってのが如何にも軽い。 まあ、子供の頃なんてそんなものだけど、シナリオは現実とは違うから説得力が必要で、それが全然ない。 体験したことに興味を持つのはある意味自然な流れだけど、シナリオ上の必然性が見えない。 だってさぁ、これ、エロゲーなんだぜ。 高校生男子の成長物語っていうならこちらもそういう気で読んでるから、「なるほど、このちょっとした経験から将来を考えるようになったんだな」と素直に受け入れもするけど、エロゲーは女の子と仲良くなって恋愛してエッチするというシナリオ(恋愛ゲーの場合)の骨子が厳然と存在する。 その軸から考えると、あまりピンとこない。
 学生で現役アバターがいたり、アバターの多くはボランティアというのも将来の目標としてのアバター像に疑問を投げかける。 ヒロインは既にアバターをやってて、学生アイドルよろしく仕事でやってて収入得てるの? とか、職業としてのアバターもいるみたいだけど、ボランティアだと本業の片手間になるから将来を見据えてやることじゃないんじゃないの? と、これは至極まっとうな疑問だと思うんだよね。 だから、学生らしく部活のノリで「俺もアバターやってみたい」というならいいんだけど、将来云々を持ち出されると話の軽重が曖昧でどう受け取ればいいのか困る。

 風城市におけるファンタジー設定の取り扱いも中途半端さを感じる。 主人公があやりの魔法を見て「どういう仕掛けなの?」と言って怒られ「そういう“設定”なのだから聞いてはダメなんだな」と把握するシーンがあるけれど、そういうなりきり市民達も自分たちのことをアバターと自称しちゃってるわけで。 それって、「“着ぐるみ”に中の人はいません」と言うようなものでしょう。
 そして、主人公が口にはあまり出さないものの、モノローグでファンタジーが設定であることをやたらプッシュするのもいちいち引っかかる。 ユーザーも風城市のビジターみたいなものなのだから、そこは世界に浸らせろよ。 演じられた世界だという設定は、素に戻らないといけないここぞという場面で言ってくれれば十分だから。

 キャラも魅力に欠ける。 みんな良い子なのは分かるけど、清廉潔白って感じで面白味がない。 唯一えくれあだけは毒を吐くけど、少なくとも序盤は愛情がないので鬱陶しいだけだ。
 例えば、あやりなら少し嫉妬深いところがあって、他の女の子と仲良くしてると夜部屋に来たとき機嫌が悪いとか、莉々子さんなら面倒見の良さがちょっと強引で構い過ぎるくらいだったり、やり過ぎると不快になるけど、少しは鬱陶しさがないとつまらない。
 あと、こはるがヒロインじゃないってどういうこと!? バトントワラーってコスチューム的にもばっちりなのに、あれでエロ無いってこと? ああ、ういんどみるは魔女っ娘ブランドだったか。 

 これで保住圭がシナリオライターなのが信じられん。 「魔法はあめいろ」とか「キッキングホース★ラプソディ」とか、少なくとも読んでいて退屈ということはなかったのだが。 単独ではないからということなのか。

 巷でも話題のe-moteだが、これは凄いと思ったのは最初だけで、すぐに邪魔臭くなった。 声優さんの台詞に合わせて動かしていて調整に手間かかってそうだけど、それはつまり、声を最後まで再生させないと動きが変になるということでもあった。 オートモードにすればそれで済むけど、私はいつもどんどんクリックして音声は半ば飛ばしてやっているので、このスピードに耐えられない。 e-moteを動作させるか、いつも通りやるか。 後者を取ったら、この新システムは当然意味を成さない。
 それに、髪がふわっと動くのを見ると感心はするけど、ぱじゃまそふとの立ち絵あたりと比べてみると、そこまで表現や演出に凄みが増した気もしない。 目パチ口パチに漫符のパタンを豊富に用意すれば、パラパラ漫画で十分なんだよね。
 立ち絵が動くと、イベントCGが動かないのがかえって不満になるのもマイナスである。 目パチ口パチくらいはさせるべきだったんじゃないの。 「ものべの」はそうだったよね。 これこそ、e-moteなんて持ち出さなくても、差分で処理できることで、オーバーアートではない。
 e-mote自体の完成度についていうと、動きには不満ないものの、そのメリハリには改善の余地がある。 身体の動きに合わせて服や髪が揺れるのだが、例えば襟はそこそこ固いパーツだから、普通揺れないはずなのに、同じように揺れる。 スカーフが身体の上下運動に合わせてふわふわするのも不自然に見える。左右と違って上下は重力がバカにならないから、ちょっと体を揺すったくらいで目に見えて慣性が働くことはないと思う。
 アニ(兄)メーションのe-mote(妹)ってネーミングは悪くないな。

 個人的な好みをいえば、これだけ立ち絵の動きに凝っているのに、風呂あがりに髪をいつも通りにしばってくるのはやめてほしい。 素直に下ろすか、ポニテとか髪をまとめてうなじを出すような髪型を用意してもらいたい。

 蛇足ながらもう1つ。 坊主憎けりゃということなのかもしれないが、主人公がやたら「ははっ(笑い声)」というのが気に入らない。 これ、「俺の5人の嫁さんが~」もそうで「ははっ・・・ははは」という笑い方がテンプレだったんだけど、すごく気に障る。
 主人公以外のキャラは声も表情もあるから、テキストで擬声語として処理されても特に不満はないけれど、主人公は声ない上に顔も見えないから、文字を読むしかない。
 そうなると、台詞に書かれた笑い声に表情が乗らないから気味が悪くなる。 「笑顔で」とか「苦笑して」「思わず吹き出した」と書いておけば、笑いながら喋ってる状況は想像に難くないし、どういう笑いなのか分かっていいと思うんだよね。

 本編入って早々に投げてしまったが、続きは気が向いたらってことで。 FDが出たらやろうかなと思ったけど、考えてみればカンパネラもやってなかった。 あれも、完璧すぎるのが欠点ですと言えてしまうような面白味のない主人公に嫌気が差して投げっぱなしだった。
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