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一生涯5,000万円生活

2011-06.30 Thu雪鬼屋温泉記

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 終えた後に残ったのは徒労感。残念賞!

 システムは、「グリンスヴァールの森の中」の学園建設部分から建物の成長をなくし、教師について「忍流」のキャラ成長を導入したようなもので目新しさはないが、実績があるだけに安定しているともいえる。

 攻略は周回プレイを突き詰めており、初回のモードではヒロインは全く登場せずに旅館経営だけでゲームが終わる、つまり、プレイに慣れてもらうためだけに1周させるのである。これを終えてタイトルに戻ると、弓音モードが開放されており、ようやくヒロイン登場→攻略となる。これを繰り返していくと、弓音→杏→三日月→七美→ルリコ→秋風→弓音・真→フリーの順に全9モードが登場する。
 さて、どの辺が突き詰めているのかというと、各モードはそのまま攻略対象ヒロインを指しているという点だ。杏モードなら杏がメイン、メインどころか他のヒロインはほとんど登場しないんである。ありえねー。一途な恋愛ゲームなら個別ルートに入ったようなものだと思って割り切れるが、これはキャラのゲームだぞ。主人公が全ヒロインを美味しくいただくのが当たり前で、今作でもその設定は維持されているのに、肝心のヒロインが実質単体でしか登場しないのではどうしようもない。

 が、それだけならまだいい。単一のヒロインに焦点を絞っているだけで、裏ではちゃんとやることやっているという捉え方もできなくはない。ところが、この絞りに絞ったヒロインのイベントがあっという間に終わってしまうという致命的な問題があるのだ。これは受け入れ難い。
 1周やってシステムを把握してしまえば、2周目以降はあまり苦労することもなくランキングもさくさく上がっていくのだが、イベントもさくさく進んで1年目の終わりくらいには全部消化してしまったりする。プレイ期間3年あるのに、半分以上の期間を残してヒロインとのイベントが最後までいってしまうというのは、いくらなんでも早漏過ぎる。
 これが、どこまでいっても繰り返されるのだから堪らない。最後のフリーモード(期間10年)ですら、全キャラの登場フラグが立った状態から始まるものだから、やっぱり2年くらいでイベントが尽きる。そして、3年もあれば施設も完全に整ってしまい、後は毎月1~2億くらい利益だしながら、ひたすら時を進めるだけの作業ゲーと化してしまう。金を100億貯めてもねぇ。

 イベントそのものがないわけじゃないよ。施設ごとに小イベントはふんだんに用意されていているから、全くの無味乾燥状態で進んでいくわけじゃない。でも、これはエロゲーなんだぜ。たとえエロがなくても、プレイヤーが見たいのはヒロインであって、モブキャラ連中のショートコントではない。それはそれで楽しいけれど、メインディッシュにはならない。いくら色とりどりでも、サイドメニューばかりじゃ物足りないよ。

 ヒロイン同士の絡みも少ないし、それならと期待したおまけシナリオも数が少ないし、今作を総合的に見て楽しかったとはとてもじゃないが言えない。

 というわけで評価は高くないが、間違いなく良かったといえる点が一つだけある。あの秋風がヒロインとして登場したことだ。いや、だって「真昼に踊る犯罪者」の頃からチョイ役では出てるんだぜ。それがついにヒロインになるとは、感慨深いじゃないか。
 でも、秋風さんが可愛いのはいいけれど、昔馴染みのキャラに愛着があるのは当然といえば当然で、ゲーム終了後に印象深い登場人物が、秋風さんとクマンってのはやっぱり問題だと思う。

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